北海道の旧駅舎を再利用した局舎|万字仲町簡易郵便局 2023.01.23 レトロ郵便局舎 万字仲町簡易郵便局の概要万字仲町簡易郵便局は昭和40年3月30日に開局した局で、万字炭山の労働者や家族、農業従事者などに利用されてきました。万字線(国鉄)の旧万字駅が万字仲町簡易郵便局として再利用されており、鉄道窓口をそのまま郵便局舎として使用しています。 地方公共団体を受託者とする簡易郵便局で
奥地の炭鉱開発とともに形成された集配局|旧我路郵便局 2022.07.24 レトロ郵便局舎 旧我路郵便局の概要我路郵便局は設置時点の名称である美唄炭山郵便局といったほうがわかりやすいかもしれません。同局は大正時代の炭鉱開発とともに大正5年7月16日に設置された局で、初代炭鉱長が付けたとされる地名を採用して我路郵便局と改称になったのは昭和9年4月1日のことです。昭和24年4月1日には普通
小坂秀雄の現存するモダニズム建築|旧郵政省小樽地方貯金局 2022.07.18 逓信省技師の肖像 旧郵政省小樽地方貯金局の概要郵政省小樽地方貯金局は昭和27年にできた鉄筋コンクリートの建物で、地下1階・地上3階建てとなっています。設計を担当したのは小坂秀雄で、逓信建築の流れを汲むモダニズム建築の現存庁舎として知られます。昭和54年8月19日から小樽市立美術館となり、小樽にゆかりのある美術家の
豊富町郷土資料室兜沼資料室として活用|旧兜沼郵便局 2022.04.07 レトロ郵便局舎 旧兜沼郵便局の概要明治36年に梅村庄次郎以下12戸の岐阜団体が兜沼に入植したのが、北海道豊富町の始まりでした。大正7年6月に三等局の上上佐呂別郵便局が置局されました。兜沼郵便局に改称されたのは昭和12年のことです。兜沼は上サロベツ原野の最北端に位置する湖沼で、近くにはキャンプ場もあります。現存す
クラウドファンディングで再生|旧石山郵便局(札幌市南区) 2022.02.01 レトロ郵便局舎 旧石山郵便局の概要札幌市南区の旧石山郵便局の沿革をひもとくと、明治35年2月に設置された穴ノ沢(澤)郵便取扱所までさかのぼることができます。明治38年4月に三等無集局に改定され、明治 41年1月に石山郵便局となりました。石山、石切山という地名は、この地が札幌軟石という支笏カルデラの火砕流が冷え固