札幌市南区の「おもしろ遊便館」が伝えた郵便の新しい形 2024.09.02 日本郵便史の知識 「こんなものが郵便で送れるの?」と、誰もが驚く変わり種郵便物がずらりと並ぶ博物館、「おもしろ遊便館」が札幌市南区にありました。この一風変わった施設を立ち上げたのは、渡辺信雄さん。郵便局の仕事を通じて培った経験を生かし、郵便文化の楽しさと可能性を探求したこの博物館は、まさに“遊び心”の詰まった場所でし
鴻之舞鉱山の歴史を今に伝える旧上藻別駅逓所 2024.07.09 レトロ郵便局舎 旧上藻別駅逓所の概要上藻別駅逓所は、紋別市から遠軽町丸瀬布に向かう途中にある、大正15年(1926年)に建てられた歴史的な建物です。これは北海道開拓時代に、運輸、通信、宿泊の機能を兼ね備えた施設でした。現在、上藻別駅逓保存会によって修復され、鴻之舞金山の資料や開拓史料を展示する資料館として一般に
煉瓦造りの旧集配局舎を利用した武佐簡易郵便局 2024.04.23 レトロ郵便局舎 武佐簡易郵便局の概要北海道標津郡中標津町武佐には、煉瓦造りで懐かしい旧特定郵便局舎を利用した簡易郵便局が営業中です。入口には1980年代の電子郵便など懐かしい看板がそのまま掲げられています。武佐とは、武佐川からつけられた地名で、もともとはアイヌ語ですが、詳しい由来などは分かっていません。
大正末期のレンガ造りの建物が映える!栗沢本町簡易郵便局 2024.04.02 レトロ郵便局舎 栗沢本町簡易郵便局の概要栗沢本町簡易郵便局は北海道岩見沢市栗沢町本町に所在します。栗沢空知郡栗沢町・北村が岩見沢市に編入されたのは平成18年3月27日のことです。過疎化が進む町の中にありますが、築100年を超えるレンガ造りの建物の美しさにハッとさせられます。栗沢本町簡易郵便局の詳細情
北海道の旧駅舎を再利用した局舎|万字仲町簡易郵便局 2023.01.23 レトロ郵便局舎 万字仲町簡易郵便局の概要万字仲町簡易郵便局は昭和40年3月30日に開局した局で、万字炭山の労働者や家族、農業従事者などに利用されてきました。万字線(国鉄)の旧万字駅が万字仲町簡易郵便局として再利用されており、鉄道窓口をそのまま郵便局舎として使用しています。 地方公共団体を受託者とする簡易郵便局で
奥地の炭鉱開発とともに形成された集配局|旧我路郵便局 2022.07.24 レトロ郵便局舎 旧我路郵便局の概要我路郵便局は設置時点の名称である美唄炭山郵便局といったほうがわかりやすいかもしれません。同局は大正時代の炭鉱開発とともに大正5年7月16日に設置された局で、初代炭鉱長が付けたとされる地名を採用して我路郵便局と改称になったのは昭和9年4月1日のことです。昭和24年4月1日には普通
小坂秀雄の現存するモダニズム建築|旧郵政省小樽地方貯金局 2022.07.18 逓信省技師の肖像 旧郵政省小樽地方貯金局の概要郵政省小樽地方貯金局は昭和27年にできた鉄筋コンクリートの建物で、地下1階・地上3階建てとなっています。設計を担当したのは小坂秀雄で、逓信建築の流れを汲むモダニズム建築の現存庁舎として知られます。昭和54年8月19日から小樽市立美術館となり、小樽にゆかりのある美術家の
豊富町郷土資料室兜沼資料室として活用|旧兜沼郵便局 2022.04.07 レトロ郵便局舎 旧兜沼郵便局の概要明治36年に梅村庄次郎以下12戸の岐阜団体が兜沼に入植したのが、北海道豊富町の始まりでした。大正7年6月に三等局の上上佐呂別郵便局が置局されました。兜沼郵便局に改称されたのは昭和12年のことです。兜沼は上サロベツ原野の最北端に位置する湖沼で、近くにはキャンプ場もあります。現存す
クラウドファンディングで再生|旧石山郵便局(札幌市南区) 2022.02.01 レトロ郵便局舎 旧石山郵便局の概要札幌市南区の旧石山郵便局の沿革をひもとくと、明治35年2月に設置された穴ノ沢(澤)郵便取扱所までさかのぼることができます。明治38年4月に三等無集局に改定され、明治 41年1月に石山郵便局となりました。石山、石切山という地名は、この地が札幌軟石という支笏カルデラの火砕流が冷え固