日本近代紙幣の始まりを中心に|エドアルド・キヨッソーネと大山助一 2024.07.02 日本郵便史の知識 (イメージ:日本銀行本館)新たな紙幣3種が令和6年(2024年)7月3日に導入されます。ここでは、近代貨幣に詳しい板橋健彦さんに、特にエドアルド・キヨッソーネと大山助一に焦点を当てながら、特に紙幣において残した足跡についてご紹介いただきます。エドアルド・キヨッソーネは明治の近代的な切
かつて天下茶屋郵便局として知られた旧阿倍野郵便局 2024.05.24 レトロ郵便局舎 旧阿倍野郵便局の概要昭和初期の天下茶屋郵便局にはスーパーのサンディ天下茶屋店が入居しています。2階部分はかつての郵便局舎の雰囲気がよく残っています。天下茶屋は大阪市西成区にある地名です。この名前は、かつてこの地域に多くの茶屋があり、全国から旅人が集まってきたことに由来します。江戸時代には、大坂(
旧河内木綿商家・萩原家住宅|旧恩智郵便局 2022.07.24 レトロ郵便局舎 旧恩智郵便局の概要萩原家住宅は東高野街道沿いにあり、かつては木綿問屋・織元でした。宝暦年間(1751-1764年)の築造です。萩原家と郵便事業との関わりは明治9年5月に始まります*。「恩知」郵便局として萩原家住宅主屋の一部を利用して開局したのが最初です。同局は明治18年に「恩智」に改称し
計算し尽くされた緊張感が漂う旧大阪中央郵便局|吉田鉄郎 2022.06.14 逓信省技師の肖像 旧大阪中央郵便局の概要大阪中央郵便局(大阪市北区中之島2丁目)は逓信省技師の吉田鉄郎が設計した局舎の1つで、昭和14年3月に竣工しました。東京中央郵便局が白系統であるのに対して、大阪中央郵便局が黒系統の外壁となっているのは、防空上の理由と当時の大阪のスモッグを考慮して決定されたとされます
高度経済成長期の名残|青ポスト 2022.02.08 郵便ポストの話題 青く塗られた速達専用ポスト郵便局のポストは赤いものが当然多いわけですが、中には黄色や緑色のポストなどの変わり種もあります。これらの多くは地域の景観に配慮したものだったり、ご当地の名産物にちなんだ色に特別に塗り直したものだったりするのですが、法的根拠があって青く塗られた郵便ポストも存在します。
隠れ「〒マーク」を探そう 2022.01.23 郵便局舎の鑑賞 ドアに隠れた「〒マーク」大阪府八尾市にある「ゆくるカフェ」さんは河内木綿の問屋さんだった古民家(築250年)をリフォームしてできた喫茶店であり、大正時代は旧八尾恩智郵便局の局舎だった建物であることが知られています。気軽に郷土の歴史に触れられるスポットとして、市民の交流の場としてすっかり人気のカフ