大正時代を代表する切手といえば|大正2年

新切手図案の募集

明治45年7月30日、明治天皇が崩御し、大正天皇が即位しました。新天皇の即位を機に、逓信省は普通切手のデザインを一新することとし、図案の公募を行います。こうして一等に選ばれた田沢昌言(印刷局々員)の図案が切手に採用され、図案者の名に因み、このシリーズを「田沢切手」と呼びます。

白紙から毛紙へ

田沢切手は大正2年に発行されたのですが、同年秋に横浜で菊切手の偽造事件が発覚し、翌年、透かしと着色繊維を抄き込んだ用紙に改正されました。

 

文:近辻喜一(ちかつじ・きいち)

近辻喜一さん郵便史研究会会長。『新版・明治郵便局名録』(鳴美、2015年)校訂者として知られ、一般の方にも親しみやすい郵便史の解説で定評がある。多摩地域を中心とする郷土史研究者としての顔も持つ。

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