鷺浦と鵜峠浦からできた地名を冠したうさぎ郵便局|旧鵜鷺郵便局

旧鵜鷺郵便局の概要

鵜鷺という地名ができたのは、明治20年代のことです。それまで島根県神門郡には鷺浦と鵜峠(うど)浦という集落がありました。その2つが合わさって明治22年4月1日に鵜鷺村が成立しました。沿革をたどると、明治33年8月1日に開局した鷺浦郵便受取所までさかのぼることができます。さらに明治38年4月1日には鷺浦郵便局に改定され、翌39年1月1日に鷺郵便局と改称しました。現名称である鵜鷺郵便局となったのは、大正元年8月1日のことです。歴史に詳しい方であれば、明治天皇が崩御した明治45年7月30日(明治の最終日)という日付を思い起こすかもしれません。

旧鵜鷺郵便局

旧鵜鷺郵便局の詳細情報

現在の鵜鷺郵便局のすぐ脇の川沿いには、旧局舎がよい状態で残されています。入口には、右書きで「鵜鷺郵便局」とあります。出雲大社からは峠をひとつ超えたところなので、旧局舎を目的に出かけるのも、風景印をもらうために出かけるのも一興です。現地は日本海に面したのんびりとした港町といった風情で、都会の喧騒から逃れて落ち着いた雰囲気を楽しみたい方にとってはよいところです。

旧鵜鷺郵便局

旧鵜鷺郵便局のアクセス

所在地
〒699-0761
島根県出雲市大社町鷺浦81

アクセス
「出雲空港」から車で約40分
「出雲大社前駅」から車で約17分

旧鵜鷺郵便局

鵜鷺郵便局の基本情報

所在地
〒699-0761
島根県出雲市大社町鷺浦80

鵜鷺郵便局の沿革
明治33.08.01 設置 郵便受取所 設置名称「鷺浦」
明治38.04.01 三等無集局に改定
明治39.01.01「鷺」と改称
大正01.08.01 現名称に改称
昭和16.02.01 特定無集局に改定

沿革は『日本郵便局名鑑 』森 寿博 編著/武田 聡 追補/鳴美、2021年より。
*参考URL
切手収集家の間で話題!「卯年」にちなんだ“うさぎ”デザインの消印がもらえる郵便局
https://allabout.co.jp/gm/gc/495935/

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