婚礼会場として再生した逓信省姫路電信局別館|上浪 朗

旧姫路郵便局電話分室の概要

旧姫路郵便局電話分室は、逓信省技師の上浪 朗が設計した現存する建築物の1つで、姫路城中曲輪跡の一角に立地しています。昭和3年12月に起工、昭和5年1月に電話交換局として竣工しました。監督職員は坂谷富次郎、施工は細野組です。敷地は2面を道路に接する不定形の敷地で、北と西側の道路に接するように建てられたコの字型の一辺を折曲げたG字形の平面形状の建物となっているのが特徴です。鉄筋コンクリート造の骨格に、幾何学的な意匠を中心とした端正な表現でまとめています。

旧姫路郵便局電話分室

旧姫路郵便局電話分室の詳細情報

この建物は平成14年に姫路市都市景観重要建築物に指定されました。NTT西日本はNTT兵庫支店姫路2号館として番号案内業務などに使用していましたが、平成19年3月に幕を閉じました。大規模な改修工事が行われたのち、平成21年11月に婚礼施設「姫路モノリス」として再生し、令和3年には国の登録有形文化財になりました。そのほかに次のような建築関連の賞を受賞しています。

第18回BEST STORE OF THE YEAR 優秀賞
2010年JCDデザインアワード 100選
2011年北米照明学会賞

旧姫路郵便局電話分室

旧姫路郵便局電話分室―一度みたら忘れない独特な形状の入り口部分

旧姫路郵便局電話分室(姫路モノリス)のアクセス

所在地
〒670-0015
兵庫県姫路市総社本町115

アクセス
鉄道:JR「姫路駅」より徒歩12分
車:山陽自動車道「山陽姫路IC」から車で10分

旧姫路郵便局電話分室

旧姫路郵便局電話分室―タイルがなす模様が美しい

姫路郵便局の沿革

関連性はやや薄くなりますが、参考までに郵便局としての沿革をまとめておきます。

明治04.10.05 設置 郵便取扱所
明治06.04.- 二等郵便役所に改定
明治08.01.01 二等郵便局に改定
明治19.04.26 三等郵便局に改定
明治20.11.01 二等郵便局に改定
明治22.07.16 二等郵便電信局に改定
明治22.09.01 二等郵便電信局開局の 告示あり
明治36.04.01 二等郵便局に改定
明治43.04.01 一等郵便局に改定
昭和16.02.01 普通郵便局に改定

沿革は『日本郵便局名鑑 』森 寿博 編著/武田 聡 追補/鳴美、2021年より。

姫路城

姫路城

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