中山道の通信を支えた文化財局舎|旧本庄仲町郵便局

旧本庄仲町郵便局(旧本庄郵便局)の概要

埼玉県北部の本庄宿は中山道六十九次の中で、武蔵国最後の宿場町であり、規模としても最大の宿場町でした。そんな交通の要所に本庄郵便取扱所ができたのは明治5年7月のことでした。国指定の登録有形文化財となっている局舎は昭和9年の旧本庄郵便局舎です。本庄郵便局は昭和35年に移転しましたが、以降も特定局の本庄仲町郵便局として利用されてきました。しかしながら、令和元年11月に移転し、現在はビバモール本庄郵便局となっています。

本庄仲町郵便局として営業していた時代の局舎

旧本庄仲町郵便局(旧本庄郵便局)の詳細情報

前島 密は新式郵便のネットワークを全国に拡大する際、自分の知り合いや支持者などに郵便取扱人(郵便局長)への就任を要請して回ったことで知られています。諸井家は鷹狩りの準備にあたった鳥見役を務めた名家で、前島 密とも親交がありました。きっと「諸井さん、本庄で郵便取扱所を始めて下さらんか」みたいな会話が前島密と諸井泉衛(諸井家10代・初代郵便取扱人)のあいだで行われたことが想像されます。また、旧局舎の裏手には埼玉県指定有形文化財となっている「本庄家住宅」があります。こちらは明治13年頃の建物と推定され、諸井家の居宅兼郵便局舎として使用されていました。コロニアル風のベランダ、漆喰でアーチ状に仕上げた天井、色ガラスの窓など、横浜の洋風建築の様式を採り入れています。

旧局舎の裏手に入ると「諸井家住宅」が見える

旧本庄仲町郵便局(諸井家住宅)のアクセス

所在地
〒367-0053
埼玉県本庄市中央1-8-2

アクセス
電車:JR高崎線「本庄駅」から徒歩10分(約1km)
車:関越自動車道「本庄児玉IC」から車10分(約4km)

ビバモール本庄郵便局の基本情報

所在地
〒367-0053
埼玉県本庄市中央2-4-60

ビバモール本庄郵便局の沿革
昭和35.08.11 設置 特定無集局 設置名称「本庄仲町」
平成23.03.14~03.16 一時閉鎖(東日本大震災時に2階部分が損壊)
令和01.12.02 現名称に移転改称

沿革は『日本郵便局名鑑 』森 寿博 編著/武田 聡 追補/鳴美、2021年より。

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