小包郵便はいつから?|明治25年

小包郵便は東京管内で試行

明治25年6月、小包郵便法が公布され、まず同年10月から東京管内の19局において小包郵便が開始されました。郵便料金は距離と重量により決められ、距離別は20里から300里超の10段階、重量別は200匁から1貫500匁までの7段階と、複雑な料金体系である。最低は6銭、最高は93銭でした。

日本橋

一気に拡大した小包郵便

翌年に入ると、明治26年2月には東京と九州を結ぶ幹線に62の取扱局を開設しました。4月には郵便受取所でも小包を取り扱うようになります。サービス開始4年後の明治29年には小包郵便の取扱局所が2281ヵ所にまで増加し、半数の郵便局で小包を差し出すことができるようになりました。小包郵便の引受数は、明治25年度4万個から明治35年度には1000万個を超えるまでに成長しました。

東海道宇津ノ谷宿

文:近辻喜一(ちかつじ・きいち)

近辻喜一さん郵便史研究会会長。『新版・明治郵便局名録』(鳴美、2015年)校訂者として知られ、一般の方にも親しみやすい郵便史の解説で定評がある。多摩地域を中心とする郷土史研究者としての顔も持つ。

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