旧中山道に面した立つ幻のレターポスト|贄川郵便局(長野県塩尻市) 2023.01.14 郵便ポストの話題 松本藩と尾張藩の境界に近い贄川宿長野県塩尻市の贄川宿は江戸側からみて、有名な奈良井宿の1つ手前にある宿場町です。中山道六十九次の宿場町のひとつであり、中山道の一部をなす木曽路(木曽街道)の十一宿の北端にあたります。いわゆる難読地名ですが、贄川(にえかわ)と読みます。もともと温泉があったた
戦後初の新規格郵便ポスト「1号丸型」の試作から完成まで―謎のレターポストの解明― 2023.01.06 郵便ポストの話題 戦後初の新規格郵便ポスト「1号丸型」の試作から完成まで―謎のレターポストの解明―井上 卓朗 郵政博物館 研究紀要 第6号(2015年3月)*井上卓朗氏の過去の論文を原著者の厚意ならびに郵政博物館資料センターの許諾(令和4年度承認番号257号)を得て転載しております。本記事の図版の転載はお控
最初の公式鋳鉄製赤色円筒形郵便柱箱―回転式ポストとその改良について― 2023.01.05 郵便ポストの話題 最初の公式鋳鉄製赤色円筒形郵便柱箱―回転式ポストとその改良について―井 上 卓 朗 郵政資料館 研究紀要 第7号(2016年3月)メイン画像:北海道開拓の村の旧島歌郵便局局舎前にある回転式ポスト(レプリカ)*井上卓朗氏の過去の論文を原著者の厚意ならびに郵政博物館資料センターの許諾(令和
台湾最古!日本統治時代の現役丸型ポスト|平渓郵局 2022.12.31 郵便ポストの話題 台湾最古の現役郵便ポスト|昭和16年台北と基隆の郊外に位置する平渓(へいけい)という山あいの町に昭和16年の日本統治時代の郵便ポストが1本現役で使用されています。平渓老街を中心にちょっとした観光地となっていて、トレッキングをする方の休憩地としても親しまれています。投函口の形状は異なりますが、郵便
現役最古の丸形ポストを設置|豊川稲荷 2022.06.27 郵便ポストの話題 現役最古の郵便ポストは豊川稲荷寺務所前に設置現役郵便ポストの日本最古は、豊川稲荷寺務所前(愛知県豊川市豊川町1)にある明治45年(1912年)のタイプの郵便ポストです。 ポスト番号001024・担当局は豊川郵便局です。戦前に使用されていた金属製の郵便ポストはほとんどが回収されてしまいまし
戦後復興の中で生まれた丸型ポスト|昭和24年 2022.04.01 郵便ポストの話題 郵便ポストの戦後復興戦時中に鋳鉄製ポストが軍に供出され、代わってコンクリート製の代用ポストに置き換えられました。コンクリート製のポストは赤いペンキがすぐに剥げて、白いポストになってしまいます。耐久性にも問題があり、空襲で破壊された4700本のポストの復旧、代用ポストを鋳鉄製ポストに戻すことが戦後
丸型ポストとレトロ郵便局舎 2022.03.21 郵便局舎の鑑賞 レトロ郵便局舎の多くは郵便局としての役割を終えたものがほとんどですが、かつて郵便局だった名残で現在も使用可能な郵便ポストがすぐ近くにあって、現在もそのまま使われていることがしばしばあります。ここでは全国各地の郵便局をみて回った中で、特にお気に入りの「丸型ポストとレトロ郵便局舎」の組み合わせが楽しめる
郵便ポストが赤い理由について 2022.01.11 郵便ポストの話題 長かった「黒ポスト」時代日本のポストが赤いのは、イギリスに郵便制度を学んだからだと説明されることもありますが、公式には目に付きやすい色だからということになっています。日本郵便の父・前島密がイギリスに出張したのは明治4年のことでしたが、明治5年と明治20年に制定されたポストの色はいずれも黒でした。