ホステルとして営業中|旧箱根宮ノ下郵便局 2024.03.29 レトロ郵便局舎 旧箱根宮ノ下郵便局(HakoneHOSTEL1914)の概要箱根宮ノ下郵便局が明治7年7月に設置されたときの名称は底倉郵便取扱所(郵便局)でした。底倉は明治22年4月に町村制が敷かれる前の村名であり、その後も足柄下郡温泉村(昭和31年に箱根町に合併)の大字として残りました。箱根七湯の1つ底倉温泉
日本におけるカシェ入りの初日カバーの草分け|米国人カール・ルイス(Karl Lewis) 2024.03.19 日本郵便史の知識 日本切手にみるカシェ入り初日カバーの始まり切手収集を楽しむ方々にとって、新しい切手が発行されるたびにその切手に初日の消印を押して記録するという習慣は、まるで切手の誕生をお祝いする儀式のようなものです。この特別な日に発行された切手を、関連する美しいイラストが描かれた封筒に添えて作られる「カシェ入り
昭和な雰囲気漂う建築の現役局舎|横浜小机町郵便局 2024.02.23 レトロ郵便局舎 横浜小机町郵便局の概要横浜小机町郵便局は明治41年2月に小机郵便局として設置されました。昭和5年1月1日に小机町(こづくえちょう)郵便局となりました。もともと橘樹郡小机村でしたが、明治35年2月5日に小机城に因み、橘樹郡城郷(しろさと)村と改称しました。この地域が横浜市に編入されたのは、昭和2年
横浜郵便役所の創設|明治4年 2022.09.27 日本郵便史の知識 横浜郵便発祥の地横浜には近代水道やガス事業など、さまざまな発祥の地の記念碑がありますが、横浜市中区弁天通3丁目には「横浜郵便発祥の地」の碑があります。ちょうど弁天通りと関内桜通りの交差点にあり、特に意識しなければ素通りしてしまうような小さな碑です。現地を訪れると意外に思うかもしれませんが、一方通
旧局舎をリノベーションTERA COFFEE and ROASTER|旧横浜妙蓮寺郵便局 2022.08.22 レトロ郵便局舎 旧横浜妙蓮寺郵便局にコーヒーショップが開店「毎日に特別な一杯を。」をコンセプトに横浜に3店舗を展開するテラコーヒーが令和3年末、旧横浜妙蓮寺郵便局をリノベーションして妙蓮寺店としてオープンしました。横浜妙蓮寺郵便局は令和3年2月22日に移転したところに居抜きで入ったかたちです。かつての昭和レトロ
文化複合拠点「ARUNŌ –Yokohama Shinohara-」として再生|旧横浜篠原郵便局 2022.08.21 レトロ郵便局舎 ARUNŌ –Yokohama Shinohara-文化複合拠点「ARUNŌ –Yokohama Shinohara-」(以下、「アルノー」)は令和4年8月10日、新横浜駅篠原口から徒歩4分のところにオープンしました。文化複合拠点「アルノー」の名前の由来は、『アルノウ―ある伝書バトの記録
NTT東日本長者町ビル(旧横浜中央電話局長者町分局)|上浪 朗 2022.06.08 逓信省技師の肖像 旧横浜中央電話局長者町分局の概要逓信省技師上浪 朗が設計に携わった初期の建築として知られます。当時の逓信省は電話普及に伴う庁舎の建設ラッシュで、多くの逓信省技師が腕を競っていた時期にあたります。施工は大林組でした。大正期にできた現役オフィスビルとしても貴重な存在といえるでしょう。旧横
旧横浜市外電話局の設計を担務|中山広吉 2022.02.03 逓信省技師の肖像 博物館として利用される旧横浜市外電話局横浜のみなとみらい線には日本大通り駅があります。日本大通りは慶應2年の「豚屋火事」(関内大火)の反省から生まれた防火帯であり、ひときわ広くつくられた通り沿いは横浜の官庁街として発展しました。その一角に横浜港郵便局があるのはよく知られていますが、その向かいには