山梨県の山間部にある明治末期の現存局舎|旧上九一色郵便局

旧上九一色郵便局の概要

九一色という地名は九一色衆と呼ばれる在郷の武士団に由来し、明治22年7月1日に九一色村の一部から上九一色村が発足しました。甲府市のサイトによると、土橋助右衛門宅に明治7年7月1日に古関(ふるせき)郵便取扱所*として設置したのが、上九一色郵便局の始まりです。また、かつての西八代郡上九一色村は平成18年3月1日に甲府市と南都留郡河口湖町に分割されています。

*明治7年11日に九一色村が発足するまでの八代郡古関村がありました。

旧上九一色郵便局の詳細情報

明治45年に往還沿いに建てられた局舎(3代目)が登録有形文化財に指定されている旧上九一色郵便局で、第4代局長土屋喜一が自ら設計したとされます。昭和40年まで郵便局としての役割を果たしました。積極的な修繕が行われてきたためか、明治の終わりの局舎がよい状態で現存している例として貴重です。山間の集落にひっそりと建つ姿はとても印象に残ります。

旧上九一色郵便局のアクセス

所在地
〒409-3712
山梨県甲府市古関町3306

アクセス
中央自動車道の甲府南I.Cから車で15分ほど
JR身延線「南甲府駅」下車、富士急バス 上九・中道地区コミュニティバスに乗り換え「上九一色出張所」下車、徒歩8分

旧上九一色郵便局

旧上九一色郵便局

上九一色郵便局の基本情報

所在地
〒409-3712
山梨県甲府市古関町1364

上九一色郵便局郵便局の沿革
明治07.07.01 設置 郵便取扱所 設置名称「古関」
明治08.01.01 五等郵便局に改定
明治08.05.-「九一色」と改称
明治12.06.-「九一色ノ内古関」と改称
明治19.04.26 三等郵便局に改定
明治19.06.01「九一色村古関」と改称
明治21.12.12「九一色」と改称
明治23.04.01 現名称に改称
昭和13.03.15 現読みに読替改称(旧読みは「かみくいっしき」)
昭和16.02.01 特定郵便局に改定
平成19.02.26 集配廃止
引継:中道、河口湖、田富
書留引受局記号:3087B
為替番号:08050

沿革は『日本郵便局名鑑 』森 寿博 編著/武田 聡 追補/鳴美、2021年より。

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