大宮諏訪神社鳥居南の「国策ポスト」
「国策ポスト」をご存じでしょうか。武器や弾丸などをつくるために郵便ポストが供出され、代わりにコンクリートで代用したポストが設置されていきました。これが国策ポストです。
国策ポストはいくつかの現存例もありますが、現在も現役の郵便ポストとして使用されているのは、大宮諏訪神社鳥居南(長野県上田市下武石)にある1本のみとみられます。コンクリート製ですが、かなり堅牢につくられており、通常の丸型ポストよりも重量があります。
「国策ポスト」の詳細情報
上田郵便局が管轄する国策ポストの設置日は昭和44年1月30日ということがわかっています。国策ポストの製造時期から30年近く経過していることからも、別の場所から移設されたものでしょう。2022年11月に確認しましたが、赤いペンキがしっかりと塗られてメンテナンスも行われており、とてもよい状態で使用されています。ポスト番号は386604です。平日・土曜・日曜いずれも毎日1回午前9時に取集しています。
所在地は郵便番号386-0503です。長野県上田市下武石1052です。「ポストマップ」にある2008年8月31日時点の情報によると、平日は8時50分と15時00分の2回取集に来ていたようなので、頻度は減らされています。