集配局と無集配局 2022.01.15 日本郵便史の知識 集配局と無集配局の定義本サイトが扱うレトロ郵便局の時代の定義ではありますが、郵便局は大きく鉄道郵便局と通常郵便局に分かれます。鉄道郵便局は例外なく普通郵便局でしたが、通常郵便局には普通郵便局と特定郵便局があります。通常郵便局は、大きく集配局と無集配局に大別されます。都市部においてはほとんどの場合
郵便と電信を担った「郵便電信局」 2022.01.11 日本郵便史の知識 現業部門における郵便と電信の統合≒郵便電信局の置局郵便電信局は日本切手の専門家にとってはなじみ深いものですが、一般にはあまり知られていない名称ではないでしょう。中央省庁の逓信省が明治18(1885)年12月22日に発足して、郵便と電信は逓信省が担うことになりました。これを受けて、農商務省
郵便ポストが赤い理由について 2022.01.11 郵便ポストの話題 長かった「黒ポスト」時代日本のポストが赤いのは、イギリスに郵便制度を学んだからだと説明されることもありますが、公式には目に付きやすい色だからということになっています。日本郵便の父・前島密がイギリスに出張したのは明治4年のことでしたが、明治5年と明治20年に制定されたポストの色はいずれも黒でした。
「郵便局」は明治8年から 2022.01.07 日本郵便史の知識 創業時点は郵便役所・郵便取扱所日本に「郵便局」ができたのはいつからかご存じでしょうか。日本の郵便が明治4年3月1日(1871年4月20日)に東京大阪間で始まったのは有名ですが、創業時点で設置されたのは3つの郵便役所と62の郵便取扱所で、当初は「郵便局」ではありませんでした。全国各地にあった郵便取
都内にある現役レトロ局舎|上恩方郵便局 2022.01.04 レトロ郵便局舎 上恩方郵便局の概要八王子市西部の上恩方町(かみおんがたまち)には、上恩方郵便局があります。昭和13年9月6日に開局した当時の木造2階建て局舎が今も現役です。もともと簡単な窓口業務を行う郵便取扱所として設置されたこともあり、小規模な郵便局舎ではありますが、現在ではATM、電話ボックス、そして郵便ポ
現役局舎最古の1つ|知多岡田簡易郵便局 2022.01.01 レトロ郵便局舎 知多岡田簡易郵便局の概要知多・岡田簡易郵便局を語るために、伊井又兵衛が横須賀郵便局の出先として岡田郵便受取所を明治32年に開設したところまでさかのぼらなければなりません。2年後には郵便局に昇格し、翌明治35年に現在の位置に移転しました。この時にできた岡田郵便局局舎(現在の知多郵便局)は昭和41年