簡易保険業務を担った逓信省簡易保険局庁舎|旧三田台郵便局(解体済) 2023.01.12 レトロ郵便局舎 逓信省簡易保険局庁舎(東京簡易保険支局・東京簡易保険事務センター・三田台郵便局)の概要かつて三田台郵便局という普通郵便局が東京都港区にありました。設置時点の名称は簡易保険局構内郵便局(二等無集局)であり、逓信省本省の簡易保険局の庁舎内にある郵便局でしたが、郵便はがきや書状などの実逓便も一定数
大船渡郵便局の歴代局舎と変遷について|岩手県内の記録 2023.01.11 岩手県内の記録 大船渡郵便局の郵便局舎の変遷大船渡郵便局は明治39年3月23日に大船渡村210番戸に開局しました。初代局長は佐藤守之進氏です。ここでは、昭和39年の局舎と昭和60年の局舎の写真を紹介します。(荻田栄治さんのご厚意により収集さ
橋本太次兵衛家住宅 旧米穀集荷事務所を改装|旧湯川郵便局 2023.01.10 レトロ郵便局舎 旧湯川郵便局の概要湯川郵便局は昭和21年4月1日に無集配特定局として設置された郵便局で、昭和23年6月16日からは通話業務を開始しています。昭和55年10月20日に通りのはす向いの地に移転し、同日に御坊湯川郵便局に改称しました。旧湯川郵便局舎は大地主であった橋本太次兵衛家住宅の一部をなす
戦後初の新規格郵便ポスト「1号丸型」の試作から完成まで―謎のレターポストの解明― 2023.01.06 郵便ポストの話題 戦後初の新規格郵便ポスト「1号丸型」の試作から完成まで―謎のレターポストの解明―井上 卓朗 郵政博物館 研究紀要 第6号(2015年3月)*井上卓朗氏の過去の論文を原著者の厚意ならびに郵政博物館資料センターの許諾(令和4年度承認番号257号)を得て転載しております。本記事の図版の転載はお控
最初の公式鋳鉄製赤色円筒形郵便柱箱―回転式ポストとその改良について― 2023.01.05 郵便ポストの話題 最初の公式鋳鉄製赤色円筒形郵便柱箱―回転式ポストとその改良について―井 上 卓 朗 郵政資料館 研究紀要 第7号(2016年3月)メイン画像:北海道開拓の村の旧島歌郵便局局舎前にある回転式ポスト(レプリカ)*井上卓朗氏の過去の論文を原著者の厚意ならびに郵政博物館資料センターの許諾(令和
気仙横田郵便局の歴代局舎と変遷について|岩手県内の記録 2023.01.04 岩手県内の記録 気仙横田郵便局の郵便局舎の変遷気仙横田郵便局は昭和3年3月21日に気仙横田郵便取扱所として横田村字狩集82に開局しました。初代局長は遠山清吾氏です。昭和15年12月1日に気仙横田郵便局となりました。白黒の写真は昭和26年の郵便局舎でとても凝った造りの山荘のような局舎となっています。同一敷地内で建
札所六十六番 雲辺寺に近いレトロ郵便局舎|旧佐野郵便局 2023.01.03 レトロ郵便局舎 旧佐野郵便局の概要徳島県三好市池田町にある佐野郵便局は昭和3年4月16日開局の郵便取扱所(集配:白地郵便局)に始まり、昭和13年4月21日に郵便局に改定されました。登録有形文化財の旧郵便局舎はコンクリートブロック造平屋建であり、古本家住宅主屋に隣接する角地に建っています。また、その向かいには次代
台湾総督府技師の栗山俊一が設計|旧台北郵便局 2023.01.02 逓信省技師の肖像 日本統治時代の壮麗な郵便局建築中華郵政の臺北郵局は、昭和5年(1930)6月に完成した日本統治時代の台北郵便局・台北電信局の建物を引き継いだものとなっています。設計を担当したのは台湾総督府技師の栗山俊一です。現在、東京駅丸の内側にあるKITTE及びJPタワー(旧東京中央郵便局)をモデルにした再開
鷺浦と鵜峠浦からできた地名を冠したうさぎ郵便局|旧鵜鷺郵便局 2023.01.01 レトロ郵便局舎 旧鵜鷺郵便局の概要鵜鷺という地名ができたのは、明治20年代のことです。それまで島根県神門郡には鷺浦と鵜峠(うど)浦という集落がありました。その2つが合わさって明治22年4月1日に鵜鷺村が成立しました。沿革をたどると、明治33年8月1日に開局した鷺浦郵便受取所までさかのぼることができます。さらに明
台湾最古!日本統治時代の現役丸型ポスト|平渓郵局 2022.12.31 郵便ポストの話題 台湾最古の現役郵便ポスト|昭和16年台北と基隆の郊外に位置する平渓(へいけい)という山あいの町に昭和16年の日本統治時代の郵便ポストが1本現役で使用されています。平渓老街を中心にちょっとした観光地となっていて、トレッキングをする方の休憩地としても親しまれています。投函口の形状は異なりますが、郵便
黒川油田の開発とともに歩んだ重要文化財の局舎|旧羽後黒川郵便局 2022.12.30 レトロ郵便局舎 旧羽後黒川郵便局の概要大正3年(1914年)5月25日夜12時頃のことでした。日本石油五号井(三浦家所有地)から突然大量の石油が自噴し始めたのです。まもなく八郎潟の湖面の約2/3が原油で覆われました。ほどなく五号井近くに日本石油の社宅ができ、関係者約500名が暮らす大きな集落が誕生しました。地域
老松簡易郵便局(廃止)の歴代局舎と変遷について|岩手県内の記録 2022.12.28 岩手県内の記録 老松簡易郵便局の郵便局舎の変遷老松簡易郵便局は昭和25年11月1日に開局した郵便局で、農協受託の局所です。平成14年3月1日に閉鎖され、平成16年3月15日に廃止されました。すでに存在しない簡易郵便局ということもあり、記録の意味があると考えられ、ここに紹介いたします。(荻田栄治さ